【インスタグラム・ライブ掲載10】2022.7.17 機械式時計の駆動方式は、手巻きと自動巻き、どっちがいいの?に、答えはあるのか! 出演=野村一成(店長)藤井翔(副店長)

【インスタグラム・ライブ掲載10】2022.7.17 機械式時計の駆動方式は、手巻きと自動巻き、どっちがいいの?に、答えはあるのか! 出演=野村一成(店長)藤井翔(副店長)

今回はオススメの時計ではなく、機械式時計における2つの方式について話しています。果たして、明確な答えはあるのでしょうか?

 

 

メリット、デメリットとは?

 

野村:今日は手巻きと自動巻き、どっちがいいの? という、結構聞かれることも多いので。手巻きと自動巻き、メリット、デメリットみたいな話をさせていただければと思います。コメントもたくさんお待ちしております。よろしくお願いします。手巻き、自動巻き、人によって別れるんですけど、普通に楽なのは自動巻き。楽です。

藤井:そうですね。

野村:まあ、同じ時計を使うんだったら、自動巻きが便利なんだろうなと思います。僕もサラリーマン時代は、一度つけると同じ時計をずっと使うことがあったんで、やっぱり便利は便利ですかね。時計はたくさん持ってたので、タイミングによって、毎日取っ替え引っ替えするようなときは、手巻きでも自動巻きでも変わらないかなと。毎日、時間を合わせるときは、自動巻であろうが、手巻きをして時刻を合わせるという形なので、手巻きも自動巻きも一緒jかな、みたいな。そういうところもあります。手巻きしている時は、時刻合わせも時計好きからすると楽しいんですよね。

藤井:あの瞬間が。

野村:巻いてる感触が楽しい。完全に変態ですね(笑)この時計の巻き味が好きとか。時計の何がいいんだって話なんですけど、つけた時がいいとか、楽しみ方のひとつとして、時刻合わせをしている時が楽しいとか。そういうような、選び方もあるかもしれないですね。

 

手巻きは薄さが魅力

 

藤井:コメントで、手巻きの薄さが魅力、ときましたが。

野村:それもありますね。まあ、薄いやつだと4ミリくらいからとかありますもんね。腕にフィットさせる、高級時計というのは、ある程度厚みを抑えたものがいいのかなってところはありますけどね。あんまり薄すぎると、ちょっとアレなんですけど。自動巻きだと古いやつだと1センチオーバーというのが多いんですけど。10ミリオーバー。

藤井:結構、分厚いやつがありますよね。

野村:それに対して、自動巻きの高級機とかでもね、腕へのフィット感でいっても手巻きの勝ちですよね。

藤井:確かに、そうですよね。

野村:手巻きのメリットとしては、楽しみ。時間を合わせたりとか、11回ゼンマイを巻いてあげる楽しみって感じる人が多いので。あと、ゼンマイの巻き具合が安定するので、精度が安定するのかなと。毎日、習慣にしてもらうのが一番いいんですけど。僕は大体、手巻きの時計を使う時は、会社に着いてパソコンを立ち上げる時に微妙に時間が空くじゃないですか。その時間を利用して、ゼンマイを巻いて、時刻を合わせてというのをやると、なんか得した気分。まあ、パソコンが立ち上がる待ち時間が、すごい無駄な時間というか、それを有効に生かすという気持ちになれたりとか。

藤井:ルーティーンみたいになりますよね。

野村:すると、決まった時間に毎日巻いてあげるので、精度が安定する。1日で大体20秒ずつ進んでるな、とか。お店に掛けてある電波時計を眺めながら、こんなもんかな、遅れは、とか。そんな使い方をしたりしましたよね。人それぞれで、この時間に巻くのがいいかなとか、そういうのは人それぞれで。そういう時間って10秒、15秒の世界で。ゆっくりやっても30秒かからない。そんな動作なんで、それを楽しめるか、楽しめないか。それは人それぞれだと思います。手巻き好きっていうのは、その感触であったりとか、そういう楽しみ方をしてもいいのかなというふうに思います。自動巻きの場合だと、その日の運動量とか、そういうのを気にしなきゃいけない。自動巻きの時計を使ってる人は、結構ワインダーを使ってる人が多いんですよね。

 

僕はワインダー反対派

 

藤井:結構多いですよね。お客さんでも結構いますね。

野村:なんですけど、僕はワインダー反対派なんで。ようは、ゼンマイって絞られている時間が長すぎると反発力が弱くなっていくという傾向があるので、ゼンマイが切れたりしやすかったりとか、ロレックスの80年代の3000番台の機械とかは、ゼンマイが切れやすいんですけど、ワインダー使ってる人に限ってよく切れるって話を聞くような気がします。修理の受付もやってますんで。ファイアーキッズでは修理の受付もやっております。なので、70年代、80年代くらいまでの1500番台の機械とかは、ゼンマイ交換はやったりやらなかったり。オーバーホールの時はお好みで、というところはあったりするんですけど、3000番台は必ずやった方がいいですよと、お勧めしています。1500番台の時計を使う分には、ワインダーをかけっぱなしでも切れることはないと思うんですけど、比較的3000番台、80年代、90年代後半以降のロングリザーブ。そうですね、普通リザーブって、腕にして1日活動して、置いといて、3000番台の機械なら2日くらい動きますよね。

 

ロレックスCal.3000

 藤井:そうですね。

野村:その辺は、長い時間動かすように、ゼンマイは細くつくられているんですよね。それで切れやすいかと。切れたら切れたでね。結構、油切れの状態で動かし続ける人もいるので、切れた方が時計にとって優しのかな、と部分もあったりするんですけど。

藤井:メンテナンスのタイミングになったりもしますからね。

野村:まあ、そういうふうに設計されてるのかな、と思ったりしますけど。90年代の時計を使ってて、10年の間に2回ゼンマイが切れるとか、ということもお客さんの中であったりしますよね。日本ロレックスで修理したのに、3年以内でまたゼンマイが切れたとか聞いたりするんですけど、やっぱりその人はワインダー使ってる派でしたね。だからちょっと、ワインダー使うと切れやすいんじゃないかと、いう気がするだけです。はっきりとした統計があるわけではないんですけど。なんとなく、ワインダーに抵抗感があるというところです。自動巻き、便利ですよね。毎日同じ時計を使うって人には、この上ない機能だと思います。なんですけど、インスタライブを見ている人は、結構、時計重症な方が多いので、手巻きもいいよ、という人も多いのかなと思います。あと、先ほど言った装着感とか、そういった部分は結構差が。その感じ方ですね。大きい時計が好きっていう人もいるし、腕にフィットしてるのがいいよという人もいますし、自由だと思うんですけど。結論から言うと、その人次第です。答えはないんですけど、どっちがいいですかね。昨日、仕入れをして9本買ったんですけど、自動巻きは1本だけしかなかったと。僕は手巻きが好きなのかな、っていうところもありますね。ただ、一般的にいえば自動巻きの方が多いと思いますので。まあ、自動巻き便利です。

藤井:そうですね。

 

つけ比べることが重要

 

野村:好きなモデルを買ってください。まあ、ロレックスで『オイスターデイト』と『パーペチュアルデイト』、どっちがいいかな、といった時には、やっぱり装着感であるとか、そういうところは、つけ比べてもらうのが一番かなと思います。

自動巻き搭載のロレックス『パーペチュアルデイト』

 

藤井:そのふたつで比べても、やっぱり薄さの話とかになってくると、腕に乗っけた時に『オイスターデイト』の方が腕にフィットする感じもありますもんね。

野村:微妙な自動巻きの裏蓋の盛り上がりが、腕への乗りがいいような気がしたりとか、それは結構個人の感じ方なので、つけ比べてみてください。つけ比べてみていただくには、やっぱり店に来ていただかないと。

藤井:そういうことになりますね。

 

手巻き搭載のロレックス『オイスターデイト』

 

野村;で、店に来ていただくと、どんないいことがあるのかというとですね、まだホームページやインスタに出してないものもたくさんありますので、お店に来ていただくとですね。さっと出てきたり、どんな時計を探していますか? こういうのですか? みたいなものがありますので、是非、お店に遊びに来ていただければと思います。

藤井:映してみましょうか?

野村:昨日、仕入れたばかりなんで。やっぱり手巻きなんですよね。

藤井:ジャガー・ルクルト。めっちゃくちゃいいですよね、これ。

 

 

野村:気になる方は、是非、お問い合わせください。コメントもいただければと思います。やっぱり、お店に来て、つけ比べていただくと、似たような時計で手巻きと自動巻きを比べたりできますし、装着感もそうですし、細かな違いですとか、そういったところもご説明できると思います。是非、お店の方まで遊びに来てください。横浜地域では一番在庫は多くしていると思います。トータルで300本店頭に並んでいますんで、その中からでもよし、こそっと裏からも出てきますんで、是非、お楽しみを。

 

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