【インスタグラム・ライブ掲載13】2022.7.27 アンティークウォッチの悪いところを語るセッション。欠点も愛おしくなるのが、アンティーク好き!

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アンティークウォッチの悪いところを語るセッション。だが、欠点も愛おしくなるのが、アンティーク好きのサガなのです

オススメの3本 1. ロレックス『デイトジャスト』 1963年製
2. セイコー『5スポーツ スピードタイマー』  1976年製

出演=野村一成(店長)藤井翔(副店長)


アンティーク、ヴィンテージ時計も良いところばかりではありません。今回は野村店長が、アンティークウォッチの悪いところを語ります(語ろうとします)が、そこには愛おしさが滲み出ています。一般的に見て欠点も、アンティークウォッチ好きから見れば、それは大きな魅力となるのです。

ヴィンテージの悪いところ

野村:本日はヴィンテージウォッチの良し悪しという形なんですが、良いとこばっかり言っててもしょうがないから、悪いところも言ってみようかなと。
藤井:なんか新しい企画ですね(笑)悪いところ、言っちゃうんですか。
野村:悪いところ、言えるかな?(笑)という感じなんですが。コメントあればよろしくお願いします。アンティークウォッチの良いところは散々言ってきてるんですけど、悪いところはどんなところ、ってことなんですが。やっぱり古いもんなんで、やっぱり気を使って使って欲しいなというところですね。もう気を使って使うなんてことはできないという方には、やっぱり現行品であるとか、そういったものにしていただいて。ちょっと時計を可愛がってあげようというような気持ちのある人に使っていただかないといけないと、いうところですね。まあ、代表的なのは水でしょうね。この夏場、メチャメチャ暑いところから、室内の冷房が効いたところにパッと入ると、時計が曇ったなんてこともあるんですよ。
藤井:ありますよね。
野村:何年前かな? 30年くらい前に一度ありましたね。
藤井:経験としてですか?
野村:はい、経験として。ちなみにその時してた時計が、この『GMTマスター』でした。GMTがなぜ曇るって。結論からいうと風防が割れてました。縁の部分が。そういうこともあるんで、ちょっと気をつけていただいた方がいいのかなと、いうところはあるんですが。割れないように使えばいいんですけどね。若造でしたので、ちょっと乱暴に扱ってました。
藤井:自然に劣化で亀裂が入ったりすることもありますからね。
野村:縁の部分が割れてたので、ぶつけたんでしょうね。若い頃はいろいろありまして。反省してます。その当時は、そんなに気にして使ってなかったんですが、やっぱり気にして使いましょうというところもありまして。今日も僕の顔を見ていてもつまんないと思いますので、時計を見ていただこうと。時計にピント合ってますかね?
藤井:合ってます。野村さんボケてる感じですね。

水には気をつけたい

野村:これは新着で、ホームページ掲載予定です。まあ、こういった時計でもそうなんですけど、古いものを扱うという気持ちは重要かな、というところと、この辺は結構防水性が高い方の分類なので、そんなに汗とか気にする必要のない時計なんですけど、やっぱり水はちょっと気をつけてあげましょうというところですかね。そこがやっぱり、気をつけなきゃいけないんじゃないの?っていうところではあるんですが。例えばですけど、ぶつけたりとか、そういうのは、なるべく気を使ってあげてという形でお願いします。もうひとつが、水ですね。この辺なんかも防水性能自体は、ある程度、これは1963年製、極上のミラーダイヤル。128万円というね、値段も極上ですね。『デイトジャスト』で128万円って、結構ぶっ飛ぶような。ただ、現行品と比べると、そんなに高く感いないですよね。新品の『デイトジャスト』って100万円以上しかないんですよね、ほぼね。
藤井:いまはそうですね。



野村:そう考えると、スペシャルな『デイトジャスト』で128万円って、けっして高くはないのかなと。アンティークのいいところでもある価格が、そんなスペシャルじゃないというところも魅力ですし。人がしてない。そんなところが、やっぱりアンティークの魅力だと思うんですけど。この辺の年式の時計なんかでも、雨とか、そういうのに当たって大丈夫なの、とかいう話はよく聞くんですけど、基本的にオーバーホールをしてすぐは問題ないです。ねじ込みリューズであるとか、裏蓋のねじ込み、そういった部分は、パッキンが入ってますんで、そんなに気にしないで使えますよね。
藤井:そうですよね。

不足の事態に備えて

野村:ただし、僕みたいに風防にヒビが入ってるのに気づかずに使っちゃったりとか、そういうのは避けてくださいよというところなんですね。風防を割って、20数年間は割ってませんので。ちょこっと気を使うようになれば、避けられるのかなというところです。ただ、落としたりとかは、不測の事態でありますので、そういった時にちゃんと見てあげたりとか。落としちゃったんですけど、大丈夫ですか?みたいな感じで、お店に相談してもらうとか。そういうのがいいかと思います。風防なんかは数千円とかで替えられたりしますんで。高くても1万円くらい。プラスティックのアクリル風防の類は、ある程度の傷であれば磨いたりもできますし。そんな深い傷でなければ、サービスで、その場で磨いたりもできますし。まあ、ご相談いただければと思います。ただし、割れてた場合は交換してくださいよという形ですよね。やはり防水性能も落ちるというところが、決定的にあると思うので、そういうところは気をつけてもらうといいのかなと思います。『デイトジャスト』いいですよね。

藤井:このちょっと角度によって。
野村:この『デイトジャスト』、えっていうようなのがあって、シリアルリファレンスが逆に入ってるんですよね。通常はリファレンスナンバーが12時位置に入るんですけど、この個体は6時位置に打ってあって、シリアル番号、通常6時位置に打ってるんですけど、12時側に打ってあると。ちょっとレアっていうんですかね。
藤井:謎めいた感じもあり。
野村:単純に間違えて打ったんだと思うんですが、そんな感じで入ってますので。そこは、ヤダ!っていう人と、面白い!っていう人と、両極端だと思うんですが。アンティークの魅力は、こういう、ホントにあるのっていうのがあったりとか、どこ見ても打ち直しではないので、オリジナルだという判断ですが。まあ、実物を見てもらえたら面白いかなと思います。



ツヤツヤのミラーダイヤル

藤井:是非、実物を見に来て欲しいですね。
野村:まあ、こういうのに限ってネットで売れちゃったりするんですけど(笑)まあ、これは実物を見て欲しいですね。ツヤッツヤのミラーダイヤルですね。



藤井:ちょっとブラウンっぽくなってたり。
野村:ミラーダイヤルって言葉も、70年代とか、80年代の艶あり文字盤をミラーダイヤルと呼んでたりするんですけど。なんで、あえてギルドダイヤルって言った方がいいですかね。ミラーの金の箔押しのタイプですね。なかなかね、このカメラでは分かりずらいですが。スペシャル感がありますので、実物を見てください。こういう一個ずつの違いとか、そういうのがアンティークの魅力だと思うので、そういった魅力は、逆に新品はね、辺な話ですが、傷にしても個体の変化にしても、楽しむっていうのではないので、そういったところが、新品とアンティークの違いかなというふうにも思います。そういうところで楽しめるのかってところですけど。
藤井:そこに魅力を感じるかどうか。
野村:もう1個面白いのが、これ。なかなかいい顔してます。これなんかも、文字盤をよく見ると汚いんですよ。それが許容できるかどうか。
藤井:まあ、新品じゃない、年代物ってところですね。
野村:そうですね。アンティークと現行品で決定的に違う、もうひとつは精度だったりするんですけど、この辺の精度はどのくらいだと許容ですかね。1日30秒?
藤井:まあ、30秒くらいでも。
野村:新品で売り出している時でも、日差±30秒以内ってタグをつけて売ってたりしてるので、当時の性能で30秒だから、今現在はもう少し許容してほしいなといところなんですけど、まあ、うちの方でちゃんとメンテナンスしてれば、まず30秒以内にはいくかなと思いますので。そうですね、1日30秒もくるうの?それは使えないな、という人も、もちろんいると思います。そういった方は現行品にっていうところはあるんですけど。1日30秒くるうと何の問題があるんだという人は、アンティークよりなのかなと思います。

アイボリー文字盤!

藤井:コメントが入ってまして、商品のことなんですけど、ロレックスの6426、アイボリー文字盤、ありますか?と。
野村:アイボリー。ものとしては存在しますが、いまうちはシルバーだけですね。まあ、なかなか、1960年くらいからつくられてる時計なんですが、62年、63年までなのかな、ごく一部であります。ただし、個体の状態は何ともいえないので、探したら仕入れます。シルバーも焼け具合とかで、いい雰囲気になったりするのもあるので、シルバーとかと見比べてもらってもいいかもしれないですね。実物を見てもらうとね、あーそういう感じか、みたいなのが。6426以外のもので、アイボリーの文字盤とかあったりするので、比べてみてもらうといいかもしれないですね。今現在はないですが。キレイなのがあれば、即仕入れる時計だと思いますので。入れば、是非、ここで紹介したいと思います。アンティークの良いところと悪いところで、一点ものだっていうのと、逆に、この時計探してるっていうのが、出てこないんですよね。
藤井:そういうのは結構ありますね。
野村;正直、もう出会いです。タイミングなので。この時計、ずっと探しているんだけどな、なんて人も結構いますよね。これもアンティークの悪いところと思うんですけど、出てこないから楽しいという部分もありますし、そんなの楽しめないよ、っていう人もいますんで、その辺は良し悪しですよね、これもね。
藤井:そうですね。
野村:目標の時計を定めるっていうのも大事なことだと思うんですけど、やっぱりコンディションとかを選べなかったりするのも、やっぱり悪いところなんだろうなって感じますけど、まあ、実物見てもらって、納得して買ってもらうというのが良いと思いますんで。
藤井:先程の方から、ありがとうございます。ちょくちょくチャックしますね、というコメントが。

ちょっと変わり種、ツノクロノ

野村:はい、是非、お店にも来てください。
藤井:他の方で、コメントがブラウンチェンジいいですね。日曜日のギャラクシーも一味違うのが好きで。ちなみに店長に名付けてもらいました隕石ダイヤル、持ってます。という。
野村:ホントですか!隕石ダイヤル、名付けましたね。そんな気がしますね。
藤井:名付けの親になってますね。
野村:いつの間にか(笑)
藤井:他にもコメントがありますんで。こんばんは、ツノクロノさまですよね。今となっては貴重ですよね。



野村:ツノクロノ。ツノクロノの説明をしてないわ。1976年製。76年というと良い機械式が少ないなと言われてる年代なので、76年生まれの方、是非、狙ってみてください。ホントに個性的な時計です。どんな時計かというと、12時にリューズがある。ウマとか言われたりしますよね。クロノグラフのプッシャーも上にあるという。ちょっと変わり種です。この時計の辺なところは、ベルトも太さが上下で違う。
藤井:ラグ幅?
野村:ラグ幅は一緒なのかな。金具の幅が違うんですよ。下の方が細い。上が大きい感じのデザインになってるんで、厚みも違うんですよ。上の方が、ちょっと厚みがあるんで、ブレスも上が太くなってると。思い切ったデザインですよね。セイコー頑張った。76年生まれ方、是非、狙ってみてください。ちなみにお値段、16万8000円。昔の値段を知ってる人は、高いなと思うかもしれないですけど、なかなか上下太さの違う純正ブレス付き、良い個体だと思いますんで。夏場嬉しいですね、ブレス。

汚れがあると自分の時計!

藤井:やっぱりブレスの方が安心して使えますよね。
野村:そういうのもありますんで、是非。コメントにもありましたが、アンティークって個体個体で状態が違ったりしますので、ホント、これで買っていいのかなとか、そういう気持ちもあったりするのが、悪いとこちゃあ悪いところ、良いとこちゃあ良いとこですね。僕なんかは、ちょっと汚れがあったりとか、そういう時計の方が自分の時計!っていう気持ちが強かったりするので、愛着が湧くのかなというところが、アンティークの良いところかなと思います。ちょっと自分の許容範囲とか、それぞれ違うと思うので、実物を手に取ったりとか、ホームページも傷とかがはっきり写るような写真を載せてますんで。
藤井:そうですね。
野村:まあ、ネットでも買って欲しいんですが、実物を見て欲しいなっていうところはありますかね。この辺がアンティークの良いところでもあり、悪いところでもあるのかなと思います。遠くの方は、なかなか来られないって方も多いんですけど、一応、横浜駅から10分、15分で来れちゃいますので。新横浜も近いんですよね。
藤井:新横浜も近いんですよね。
野村:先日は、仙台からクルマで何時間っていったか?5時間!クルマで5時間かけて来てくださったお客様もいらっしゃいますんで、是非、お店まで遊びに来てください。よろしくお願いします。
















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