【今月の1本】中根啓太(管理部) アイボリー文字盤とローマンインデックスの組み合わせが上品な、90年初頭のロレックス『デイトジャスト』

【今月の1本】中根啓太(管理部) アイボリー文字盤とローマンインデックスの組み合わせが上品な、90年初頭のロレックス『デイトジャスト』

 

スティール&ゴールドのコンビ

 

 私の好きな世代である90年代初頭に製作された、ロレックス『デイトジャスト』を是非、オススメしたいと思います。ステンレススティールとイエローゴールドのコンビモデルです。コンビも私が好んでいる素材構成です。

 

 文字盤はアイボリー。こちらは経年変化によって変色したものではなく、初めからアイボリーカラーなのです。このカラーとローマンインデックスの組み合わせは珍しいですし、コンビネーションとしてもエレガント。あまり出回っていないので、人と被りにくいというのも大きなポイントと言えます。

 ホワイト文字盤(この場合はアイボリーですが)にローマンインデックスというのは、ロレックスのモデルに限らず格好いいと思っています。以前、オメガ『スピードマスター』のホワイト文字盤モデルがお店にあったのですが、格好よかったです。こちらもコンビモデルなんですけど。

 かくいう私も、10年ほど前に同時期の『デイトジャスト』コンビモデルを所有していました。文字盤はブルーでしたが。着け心地も良く、日常での使用では全く問題ありませんでした。いい思いしかない、思い入れのある腕時計と言えます。

 

まだ製造から30年ほど

 

 ヴィンテージといっても90年代製なので、まだ製造から30年ほどしか経過してませんし、安心してつけられます。手巻きや針回し、ねじ込みリューズの操作はスムースですし、オイスターケースは堅牢です。これから本格的な夏を迎えますので、防水性能の高いこの時計は、気を使わずに使用できると思います。

 

 

 装着されているブレスレットは、純正のジュビリータイプです。ブレスレットのノビもありませんので、装着感はいいと思います。そして、センターに入るイエローゴールドとリューズ、ベゼルのゴールドカラーが絶妙のバランスとなっていて、とてもオシャレです。

 搭載の機械は、自動巻きのCal.31351989年に製造された8振動/秒のハイビートで、パワーリザーブは約48時間。メンテナンス性もよく、完成度の高いムーブメントです。現在のデイト付きキャリバーのベースとなるものでもあり、約30年が経過した今日でも高く評価されるムーブメントです。

 

 

 先に述べた、私が購入した同時代の『デイトジャスト』の価格は、当時、33万円ほどでした。現在、このモデルは748000円の値がついているので、約10年の間に2倍以上になっています。結構な値上がりですね。それだけこの腕時計は人気が高い、という証拠でもあります。

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