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オメガの高精度&ドレッシーウォッチを担った『コンステレーション』

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オメガ初の自動巻きモデル


 月に行った『スピードマスター』やジェームズ・ボンドが着用した『シーマスター』のような派手さはないが、高評価されているオメガの人気モデルのひとつが『コンストレーション』である。

 この腕時計は、1952年にオメガ初の自動巻きモデルとして誕生している。全製品がCOSC(スイス公式クロノメーター検定)の承認を得た高い精度から、“世界一正確な時計”とも呼ばれていた。


 そのデザインは時代によって変化しているが、ダイヤル6時位置に配された星印だけは、大半のモデルに継承されており『コンストレーション』の特徴ともなっている。これは時計の精度を競う「天文台コンクール」で優秀な成績を納めたことに由来する。星については、裏蓋にもジュネーブ天文台の観測ドームを8つの星が囲んだ図が刻印されており、このモデルがいかに精度を重視していたかを物語っている。



 そんな『コンストレーション』の初代モデルは、角ばった12面体が盛り上がった斬新なダイヤルをもっていた。それがパイを焼く皿に似ていることから“パイパンダイヤル”という愛称で親しまれることになる。ムーブメントは、クロノメーターを取得した高精度キャリバー、350系が搭載されている。



 60年代半ばにはデザインが、パイパンダイヤルからフラットダイヤルに変更され、バリエーションを増やしている。


もっとも有名なのが「Cライン」


 そんな中で67年に登場したのが、『コンステレーション』でもっとも有名な「Cライン」だ。デザインはオーデマ ピゲ『ロイヤル オーク』やパテック フィリップ『ノーチラス』を手掛けたジェラルド・ジェンタ。「Cライン」は彼の出世作とも言われており、現在でもアンティークオメガの定番として高い人気を誇っている。



 そのデザインは、フラットなダイヤルとバーインデックス、バー針というシンプルな構成に、ボンベイ風防が相まってとてもドレッシーに仕上げられ、初代モデルと比べてもかなり柔らかい印象になっている。5連タイプのブレスレットも装着感がよく、これも人気に一役買っていそうである。

 70年にはオメガ初のクォーツ式モデル『コンステレーション・クォーツ』が登場。高精度自動巻きを搭載したように、やはり“高精度”を意識した搭載だったのかもしれない。デザインは、60年代後半のフラットなダイヤルよりも、12面体ではないが初代モデルに近くセンターが盛り上がった形に。6時位置の星のエンブレムは健在である。

 82年になるとベゼルサイドの3時位置と9時位置に、それぞれ2つずつ、4つの爪があしらわれた個性的な『コンストレーション・マンハッタン』を発表する。防水性能を高めたこともあってか、これまでのモデルよりもゴツい印象になっている。デザイン的にもローマ数字をベゼルに置き、現行モデルに近い形になったのはこの頃からである。

 以降、4つの爪、ベゼルのローマ数字は『コンステレーション』の重要なデザインコードとなっている。それもあってか『コンステレーション』は、スポーティなイメージが強い。

 ただ、アンティーク市場で人気なのは、12面体ダイヤルの初期モデルやジェラルド・ジェンタデザインの「Cライン」あたり。現行モデルのイメージでいると、まったく違う腕時計に見えるので、ご注意を。





 

 

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